とんび

内容(「BOOK」データベースより)
つらいときは、ここに帰ってくればいい。昭和37年、ヤスさん28歳の秋、長男アキラが生まれた。愛妻・美佐子さんと、我が子の成長を見守る日々は、幼い頃に親と離別したヤスさんにとって、ようやく手に入れた「家族」のぬくもりだった。しかし、その幸福は、突然の悲劇によって打ち砕かれてしまう―。我が子の幸せだけを願いながら悪戦苦闘する父親の、喜びと哀しみを丹念に描き上げた、重松清渾身の長編小説。
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NHKのドラマを見て感動し、原作が読みたくなり購入。
ヤスは私の父と同世代、ヤスの息子は私と同世代。
ゆえに小説のなかのいろいろなエピソードがとても身近に感じる。

小説の冒頭に出てくるオート三輪は、私の記憶の中にもかすかに残る昭和の乗り物である。

小説の中でヤスが息子に話すシーンが印象に残った。
「親はそげん偉ろうない。ちいとばかり早う生まれて、ちいとばかり背負うものが多い、それだけの違いじゃ。」

この小説は電車の中で読んではいけない。
涙が出る。
私は電車の中でちょっと恥ずかしい思いをした。

竹中式マトリクス勉強法

内容(「BOOK」データベースより)
常に目標を二つ持て、逆算して計画せよ、よきライバルを持て、自分のためにカネを使え…。混迷の時代は、株や不動産よりも勉強こそが人生の宝。何をどのようにして学ぶべきかをマトリクス(座標軸)にして自己分析すれば、面白いほど結果がでる。稀代の勉強家である著者が、その勉強法の極意を余すことなく紹介したベストセラー、待望の文庫化。
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勉強法に興味は無かったが、竹中氏には興味があったので買ってみた。
竹中氏が意外にもエリートではなかった事など興味深く読んだ。

参考になった点
・群れるな
・時間は有限、飲み会は抜け出せ
・聞き上手、ほめ上手になれ

仕事に対するモチベーションがちょっと上がったかも。
読んだ価値があったかもしれない。

ウェブはグループで進化する

内容紹介
ウェブ上の情報が爆発的に増え続けるなか、いまウェブは大きな変革期を迎えようとしている。
本書の著者は、グーグルでGoogle+の開発に携わったのちフェイスブックに移籍した気鋭の研究
開発者ポール・アダムス。多くの研究論文、フェイスブックでの膨大なデータや事例をもとに、
ウェブの構造変化、ユーザーのネット上での行動や意思決定の変化、情報伝達の変化を、多数の
図を用いながらするどく解説する。
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Google+のサークル機能の基礎をデザインしたのがポール・アダムス。

おもしろいと思った点、印象に残った点
・人は生まれつき集団を形成する
・本当に親しいのは5人程度
・共有されやすいコンテンツは、感情を刺激する内容であるもの
・人は新しいことを避けるようにできている
・妨害型マーケティングは廃れ、ソーシャル・ネットワークを利用した口コミへ

普段何となくわかっていることではあるが、きちんとまとめられたものを読むことはとても役に立つ。

クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する

内容説明
スマートフォンがあれば、テレビ局で説明パネルを急遽作ることや、旅行先で常用している薬を知ることができます。旅先で秘密の階段を発見したり、複雑怪奇な道であっても迷うことなく目的地に行くことができます。3ヵ月先のスケジュール表や今日の午後の予定を簡単に確認することも一瞬です。 これらのことは、いたって簡単。スマートフォンは、使いこなす必要はないんです。 では、どう使えばよいのか。クラウドサービスのGメールとグーグルカレンダーを使うだけで、仕事効率は飛躍的にあがります。
『「超」整理法』『「超」勉強法』などのミリオンセラーを持つ野口悠紀雄が、クラウドサービスを日常の中でどう活用できるかを具体的に論じています。 その方法は、今日からあなたの生活スタイルを一変させるものばかり。また、クラウドは、タイムマネジメントの面でも新しい世界を切り開きつつあります。 日本の停滞と衰退の大きな原因であるITの遅れは、クラウドの利用つまりスマートフォンひとつで挽回できると言っても過言ではありません。 クラウドを仕事で使う方法がわかれば、あなたの考え方、働き方が大きく変わります。メディア、企業活動、社会構造とクラウドの関係について取り上げた部分では、あなたの仕事を充実させるヒントが満載。明日からできることが書かれています。 未来を変えたいすべてのビジネスマンに向けた一冊。ぜひ手にとってみてください。
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私は、事務所にいることが多い仕事のため野口教授ほどクラウドの必要性は感じないが、これからは間違いなくクラウドだと思う。

gmailを愛用しているし、Dropboxは最高に便利。

携帯を持っていない私は、スマートフォンを買う予定もないけど...。

ボールのようなことば。

内容紹介
「若い人に、糸井重里のことばを届けたい。」

そんな、はっきりした動機から、この本は生まれました。

ある程度、歳を重ねた人ならわかると思います。
自分という人間の、根幹に影響した本やことばは、
若いころ、成長しているころに、
夢中で吸収したものばかりだということを。

もしくは、こんな言い方もできるでしょう。
「若いころ、こういうことばに出会っていたら、
ずいぶん、呼吸がラクになったのに。」

そういうわけで、若い世代に向けて、
糸井重里のことばをぎゅっと集めた
手軽な本(文庫本サイズです)をつくりました。

それがこの『ボールのようなことば。』です。

すべての成長する人に贈る、
詩的で、哲学的で、ユニークな、わかりやすい道しるべ。
長く、読まれることを願います。
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どのページを読んでも思い当たるところがある。
「うーん、これある。」と言いたくなる内容。

子供に読ませたい。

清須会議

内容紹介
生誕50周年記念「三谷幸喜大感謝祭」のラストを飾る、満を持しての書き下ろし小説、遂に刊行! 信長亡きあとの日本の歴史を左右する五日間の攻防を「現代語訳」で綴る、笑いと驚きとドラマに満ちた、三谷印の傑作時代エンタテインメント!

日本史上初めての会議。「情」をとるか「利」をとるか。
本能寺の変、一代の英雄織田信長が死んだ。跡目に名乗りを上げたのは、柴田勝家と羽柴秀吉。その決着は、清須会議で着けられることになる。二人が想いを寄せるお市の方は、秀吉憎さで勝家につく。浮かれる勝家は、会議での勝利も疑わない。傷心のうえ、会議の前哨戦とも言えるイノシシ狩りでも破れた秀吉は、誰もが驚く奇策を持って会議に臨む。丹羽長秀、池田恒興はじめ、会議を取り巻く武将たちの逡巡、お市の方、寧、松姫たちの愛憎。歴史の裏の思惑が、今、明かされる。
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笑える!
あたかも舞台を観ている気分になる。
配役を考えて楽しくなる。

私なら織田信長はやっぱり、役所広司かな。

小澤征爾さんと、音楽について話をする

内容紹介
指揮者はタクトを振るように語り、小説家は心の響きを聴くように書きとめる――。 「俺これまで、こういう話をきちんとしたことなかったねえ」。ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第三番、復活のカーネギー・ホール、六〇年代の軌跡、そして次代の演奏家達へ。「良き音楽」を求め耳を澄ませる小説家に、マエストロは率直に自らの言葉を語った――。東京・ハワイ・スイスで、村上春樹が問い、書き起こした、一年に及ぶロング・インタビュー。
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小澤征爾のすごさが改めてわかる。
村上春樹の質問もおもしろい。

プロ野球審判 ジャッジの舞台裏

内容(「BOOK」データベースより)
プロ野球史上に燦然と輝くイチローの10年連続200本安打も、メジャー先駆者・野茂のトルネードから繰り出される落差30センチのフォークも、落合の3度の3冠王という偉業も、それらすべての場面に審判の判定があった。“億プレーヤー”達の超絶美技を最も近くで見て、裁いてきた審判。そのひとり山崎夏生審判の、29年間にわたる汗と涙と絆の物語
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今まで知らなかったプロ野球の審判がわかる本。
思ったより厳しい世界であると思った。

この本を読み、プロ野球がさらにおもしろくなりそうな気がしている。

成毛眞のスティーブ・ジョブズ超解釈

内容紹介
スティーブ・ジョブズに憧れてはいけない。
なぜなら、それはあなたを成功から遠ざけることになるからだ!

マイクロソフト元社長・成毛眞がスティーブ・ジョブズの知られざる実像を語る。そしてジョブズになれない99.9%の日本人が、今すべきこととは。
クリエイティブな習慣で導く、この国での成功のヒント。
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スティーブ・ジョブズをまねる人が多いと思えない。
読み物としてはおもしろいが、マイクロソフトを擁護するところはご愛敬か?

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!

内容紹介
自分の目で見て、自分の足で歩いて、自分の心で感じよう!
社会派ちきりんの世界の見方。
いま、一番日本で影響力のある大人気ブログ「Chikirinの日記」著者の待望の最新刊!
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国際市場で自由に両替可能な「ハードカレンシー」を持っている国はそんなに多くはない。

日本は豊かな国である。