何者

内容紹介
「あんた、本当は私のこと笑ってるんでしょ」就活の情報交換をきっかけに集まった、拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。学生団体のリーダー、海外ボランティア、手作りの名刺……自分を生き抜くために必要なことは、何なのか。この世界を組み変える力は、どこから生まれ来るのか。影を宿しながら光に向いて進む、就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす、書下ろし長編小説。
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不景気で就職難。
今の若者の苦労たるや私たちの時代の比ではないかも。

自分が就職するときの気持ちは思い出せないが、この本に出てくる若者ほど考えてはいなかった。
二十歳そこそこで企業の即戦力になれる実力を求められて、答えられる若者は多くはないだろう。
大人が無理難題を突きつけているだけのような気がする。

今の若者は、私たちの時代より優秀だし頭が良い。
私が若者に持っているイメージ通りの主人公が出てくる本だった。

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