ロスジェネの逆襲

内容紹介
人事が怖くてサラリーマンが務まるか!
ドラマ化も果たした「半沢直樹」シリーズ第3弾となる『ロスジェネの逆襲』は、バブル世代の主人公が飛ばされた証券子会社が舞台。
親会社から受けた嫌がらせや人事での圧力は、知恵と勇気で倍返し。
ロスジェネ世代の部下とともに、周囲をあっと言わせる秘策に出る。
直木賞作家による、企業を舞台にしたエンタテインメント小説の傑作!
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言わずと知れた半澤直樹!

前の2冊が面白かったので、この「ロスジェネの逆襲」もすぐ買おうと思っていた。
しかしKindleを購入する予定だったため、Kindleで読む記念の1冊目をこの「ロスジェネの逆襲」にしようと思い購入を我慢していた。

Kindle購入時についていたクーポンで購入。
すぐダウンロードしてすぐ読み始められる。

前2作より断然面白い。
「10倍返しだ!」

オンリー・ミー―私だけを

内容(「MARC」データベースより)
東京サンシャインボーイズの脚本家として「12人の優しい日本人」などを世に送り出した著者による待望の初エッセイ集。
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三谷幸喜のエッセイが大好きである。
この本が初エッセイ集であると読み終わってから知った。

電車の中で笑いを堪えるのが大変だった。
CHAGE and ASKAが出てくるあたりは、時代を感じる。

エッセイはリアルタイムで読まないとダメだね。

かたみ歌

内容紹介
不思議なことが起きる、東京の下町アカシア商店街。殺人事件が起きたラーメン屋の様子を窺っていた若い男の正体が、古本屋の店主と話すうちに次第に明らかになる「紫陽花のころ」。古本に挟んだ栞にメッセージを託した邦子の恋が、時空を超えた結末を迎える「栞の恋」など、昭和という時代が残した“かたみ”の歌が、慎ましやかな人生を優しく包む。7つの奇蹟を描いた連作短編集。
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懐かしい昭和の時代にどっぷりと浸った。
こんな話があってもいいよねと思える読んだあとにホッとする話が多い。

暖かい気持ちなる一冊。

心はあなたのもとに

内容紹介
人は他者を所有することはできない。だからどうしようもなく求めてしまう――
投資組合を経営する西崎は、五反田の風俗店に勤める「サクラ」と客として出会う。やがてプライベートで会うようになるうち、彼女は加奈子という本名と、I型糖尿病という難病を患っていることを西崎に打ち明ける。濃厚な死の予感をまといながら、二人の逢瀬は二年半続き、突然断ち切られた――。そして西崎に残されたのは、加奈子とやりとりした六百四十三通のメールだった。加奈子からの文面は、いつも同じ言葉で結ばれていた。「心はあなたのもとに」。
限りなく切ない、著者渾身の長編恋愛小説。
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読み進めると切ない気持ちになるのだが、どうも主人公の西崎が気にくわない。
家庭を大事にしているといいながら不倫じゃん!

心の動きをメールで綴るという形であるため、ページは進むが話は進まない。
短編小説くらいの内容しかない。

村上龍の醸しだす雰囲気はとてもイイ感じなのだが、もう少しストーリーに変化が無いと飽きる。

理想の野球

内容紹介
野村克也の「ぼやき」は、理想と現実のギャップから生まれる。捕手、監督として、試合に勝つための理想を追い求めてきたからこその苦言である。
「打撃は備えで8割決まる」「直球は二段構えで備えよ」「ボールカウントの性質を弁えよ」「適材適所は才能集団をしのぐ」……。
普遍的な教訓と魅力的なエピソードに満ち、ヤクルトの宮本慎也選手など多くのプロ野球選手も読んでいる「サンケイスポーツ」の試合評論、「ノムラの考え」を遂に書籍化。田中将大やダルビッシュ有の分析、落合采配やイチローへの批評など野球ファンなら無視できない論評が目白押し。また「山井・岩瀬完全リレー」「シリーズMVPにふさわしい阿部の好リード」など、2007年から2011年までの日本シリーズの評論を完全収録。「誰にも負けない評論」を心がけてきた著者の注力が結実!
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ちょっと古い本だけど読んでみた。
ノムさんの解説は面白い。

「日本シリーズは捕手の争いである。」

短期決戦ほど、捕手の技量が試合を左右すると思う。

最近は、やっぱり巨人の阿部がNo.1だろうか?
私は、中日の谷繁のリードのほうが好きだけど。

羽生善治論 「天才」とは何か

内容紹介
「神武以来の天才」と呼ばれる著者が、天才棋士「羽生善治」を徹底分析。なぜ、彼だけが強いのか? 七冠制覇達成を可能にしたものとは? 40歳になっても強さが衰えない秘密とは?
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将棋ファンというほどはないが、NHKの将棋は時々見る。
羽生の本は、面白いので結構読んでいる。

著者は加藤一二三という天才棋士。
加藤一二三から見た羽生善治とはどんなものなのか興味を持って読んだ。

この本を読むまで、「伝説の五二銀」という勝負があったのを知らなかった。
読みながら勝負の一進一退に手に汗握った。

羽生善治論という本であるが、加藤一二三自身の話が多くて???
人間年をとると自慢話が多くなるものである。

オレたち花のバブル組

内容(「BOOK」データベースより)
「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。
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TVドラマ「半澤直樹」の原作本2冊目。
半澤直樹の同期「近藤」の活躍する話がスッキリする。
しかし最後は......。

出張の移動中、あっという間に読んだ。
TVドラマ「半澤直樹」のストーリーが分かり、ドキドキ感が半減するかも知れないが、原作は原作の良さがあり十分楽しめた。

オレたちバブル入行組

内容(「BOOK」データベースより)
大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。
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現在、高視聴率を叩き出しているドラマ『半沢直樹』の原作本である (TBS日曜劇場)。

ドラマを見ておもしろいと思い原作本を読みたくなり購入。

ドラマとはちょっと違うテーストだが小説もおもしろい。
半沢直樹と同世代の私にとって、本当にスッキリするエンターティメント小説である。
小説の中には、ドラマの番宣で頻繁に出てくる「倍返しだ!」という台詞はない。

ドラマを見ると「半沢直樹になりたい、あんな啖呵切ってみたい。」と思う。
堺 雅人の「倍返しだ!」という台詞をつい真似したくなる。
これはストレスたまってるかな......。

アップル帝国の正体

内容(「BOOK」データベースより)
スティーブ・ジョブズというカリスマの陰に隠されていた、アップルの真の「凄み」。それは、時に獰猛な姿さえ見せてビジョンを実現する組織の「遂行力」にある。ものづくり、流通、通信、コンテンツ…日本企業を翻弄するその手法を知る人は少ない。厚いベールに覆われた、アップルの「正体」に迫る衝撃のドキュメント!
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この本は読むと背中が冷たくなる。
これからの寒い日本が予測され、冷や汗が出てくる本である。

私はアップル信者ではないが、アップル製品は大好き。
昔は、ウォークマンをはじめ、ソニー製品が好きだった。
しかし最近は、魅力的と思う製品はアップル製品であることが多い。

先日、私が仕事で使っているノートパソコンが調子悪いので買い換えを検討した。
ウルトラブックと呼ばれるタイプのノートパソコンを色々検討したが、
やはりMacがいいなと思ってしまう。
仕事はWindowsが動かないとだめなのに......。

アップルのデザインは、「クール!」でしょ。

魅力的な製品を開発し、徹底的な下請け管理で、より安く製品を作り、がっぽり儲ける。
下請けは、アップル製品を製造していることを宣伝できないという契約まである。
その徹底ぶりにびっくりする。

私は、スティーブ・ジョブズが亡くなり、アップル製品の質は少しずつだが落ちていく気がする。
1990年初頭のように大企業病になり魅力的な製品が少なくなって行くだろうと予測する。

だからアップル製品を買うなら、今だと思う。

輝く夜

内容(「BOOK」データベースより)
幸せな空気溢れるクリスマスイブ。恵子は、7年間働いた会社からリストラされた。さらに倒産の危機に瀕する弟になけなしの貯金まで渡してしまう。「高望みなんてしない。平凡な幸せが欲しいだけなのに」。それでも困っている人を放っておけない恵子は、一人の男性を助けようとするが―。5編の泣ける奇蹟。
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マイブームの百田 尚樹の6冊目。

クリスマスの奇跡というテーマだろう。
こんなにうまくいくわけないだろうという話。

クリスマスならこんな都合のいい物語があってもいいかなという感じ。

しかし今は夏、読む時期を誤った感あり。