内容(「BOOK」データベースより)
お金がなくても、思いっきり無理をしなくても、夢は毎日育ててゆける。契約社員ナガセ29歳、彼女の目標は、自分の年収と同じ世界一周旅行の費用を貯めること、総額163万円。第140回芥川賞受賞作。
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芥川賞受賞作ということで、読んでみた。
石原慎太郎の書評に、「消去法での受賞」という評があった。
んー確かに文章はうまいし、なにげない日々を描いていて好感がもてるんだけど、ちょっとつまんない.......。
椿山課長の七日間
内容(「BOOK」データベースより)
やり残したことが多すぎる。このまま”成仏”するわけにはいかない。突然死した冴えない中年課長は、美女の肉体を借りて七日間だけ”現世”に舞い戻った。朝日新聞夕刊連載の単行本化。
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地上波で映画を最初の30分くらい見た。
これはおもしろいんじゃないかと思い原作本を読んだ。
死人3人が現世に戻り、心残りを解決しようとするがうまくいく部分とだめな部分がありハラハラする。
全然関係ないような3人が妙なつながりがあったり、とても話が良くできていておもしろい。
椿山課長が昔の恋人の本心を知ると言う場面は、なんとなく不思議な気持ちになった。
面と向かって相手に気持ちを伝える難しさを説明するくだりは、思わずうなずいてしまう。
「後悔しないように生きる」という当たり前だがとても難しいことばに行き当たる気がする。
P.S.
でもラストは何がなんだかよくわからなかった。
40 翼ふたたび
出版社 / 著者からの内容紹介
40歳から始めよう。 人生後半、胸を張れ。
人気作家が初めて描く同世代のドラマ。著者、会心の長編小説が誕生!
人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。
投げやりに始めたプロデュース業で、さまざまな同世代の依頼人に出会い変身する吉松喜一、40歳。生きることの困難と、その先の希望を見つめた感動作!
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ああ、本の帯の通り。
自分も40代、身につまされるストーリー。
最近ほんとうにまずいと思う事がある
- 老眼鏡購入近し
- 夜更かしは無理(寝不足不可)
- とにかく燃えない
この本を読んでちょっと元気が出た。
戦略プロフェッショナル
内容(「BOOK」データベースより)
日本企業に欠けているのは戦略を実戦展開できる指導者だ。新しい競争のルールを創り出し、市場シェアの大逆転を起こした36歳の変革リーダーの実話をもとに、改革プロセスを具体的に描く迫真のケースストーリー。
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仕事がらみで読んだ。
セグメンテーションについては、理論は理解していてもピンと来ていなかったが、この本を読んで具体的なストーリーの中で説明され、よく理解できた。
シンプルに考える事が大事だと再認識した。
アフターダーク
内容(「BOOK」データベースより)
時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。フード付きパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、ひとりの男性が近づいて声をかける。そして、同じ時刻、ある視線が、もう一人の若い女性をとらえる―。新しい小説世界に向かう、村上春樹の長編。
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本棚に埋もれていた本である。
読むの忘れていた、「天空の蜂」に続いて2冊目。
んーー。
ファミレスでの妹の話などは、普通に理解できるけど、姉の描写はついて行けない。
描きたい世界観はわかるんだけど、読み進むのが辛いページが多々あった。
読み終わるとおもしろかったと思えるけど......。
天空の蜂
内容(「BOOK」データベースより)
奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。そしてヘリの燃料が尽きるとき…。驚愕のクライシス、圧倒的な緊迫感で魅了する傑作サスペンス。
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だいぶ以前に出張の際購入した本。
ずっと本棚に入れたままだったが気がついて読み返した。
さすが東野圭吾、飽きさせないストーリー展開、クライマックスの緊張感、時間を忘れて読んでしまう。
子供が人質になるような小説は、我が子がこうなったらどうするだろうという気持ちになり、必要以上に入れ込んで読んでしまう。
TENGU
内容(「MARC」データベースより)
1974年秋、群馬県の寒村で起こった凄惨な連続殺人事件は、いったい何者の仕業だったのか? 70年代の世界情勢、さらに2001年9.11米同時多発テロ事件にまで連関する壮大なミステリー!
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話の設定や語り口がまるでドキュメンタリーのようでリアル。
市川崑監督が映画にしそうな小説である。
人間の悲しい性を改めて考えさせられた。
新世界より
内容紹介
ここは汚れなき理想郷のはずだった。
1000年後の日本。伝説。消える子供たち。
著者頂点をきわめる、3年半ぶり書き下ろし長編小説!
子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。
いつわりの共同体が隠しているものとは――。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!
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友達にお薦めだったので読んでみた。
分厚い本だったけど2週間で2冊とも読破!
夢中になって読んだ。早くも今年一番おもしろかった本になりそう。
長編のSF作品を読んだのは始めてだが、設定の巧みさが際立っていた。
話の展開もあまり予想を外すことなく、想像力が及ばないような無理な展開が無いため物語に入り込むことができた。
こんな未来だったら怖い!
意味がなければスイングはない
内容(「MARC」データベースより)
シューベルト、スタン・ゲッツ、スガシカオ…。月が消え、恋人に去られ、犬に笑われても、なにがあろうと音楽だけはなくすわけにはいかない。良き音楽のある世界の成り立ちについて、どこまでも語り尽くす全10編。
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文庫本を本屋で見つけて、これは欲しいと思い文庫本を手にしてレジに向かった。
しかしずっと手元に置いておきたいと思ったので、文庫本をやめてあえて新書版を買った。
最近老眼が辛いせいも多分にあり。
「ステレオサウンド」で連載を読んだものも何編かあったがもう一度読み直してみたいと思った。
このエッセイで何枚もCDを買った。
巨大投資銀行
出版社/著者からの内容紹介
旧態依然とした日本の都市銀行を飛び出し、ウォール街の巨大投資銀行モルガン・スペンサーに転職した桂木英一。外資流のビジネスに翻弄されながらも、巨額のM&Aや証券引受で勝機をつかみ、一流のインベストメント・バンカーへと駆け上っていく。やがて、その運命は日本の金融再生と劇的に絡み合い、桂木は外資で培った手腕を邦銀再生のために捧げようと決意する…。
日米企業間で繰り広げられる巨大買収劇の裏側、伝説のトレーダー・竜神宗一が仕掛ける巧妙な裁定取引(アービトラージ)、ソロモンvs野村證券の息を呑む攻防戦……ヴェールに包まれた米系投資銀行の内幕を圧倒的なリアリティで描き切った金字塔。
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主人公、桂木英一のサクセスストーリーを柱に、経済の内幕を描く小説である。
小説そのものストーリーは大したことはないが、事実がおもしろいから
結果おもしろい!
外資の中身ってこうなの?!
ついつい年収5千万というその金額だけにあこがれてしまう。
努力と才能の結果なのに.....。