日本辺境論


内容(「BOOK」データベースより)
日本人とは辺境人である―「日本人とは何ものか」という大きな問いに、著者は正面から答える。常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民、それが日本人なのだ、と。日露戦争から太平洋戦争までは、辺境人が自らの特性を忘れた特異な時期だった。丸山眞男、澤庵、武士道から水戸黄門、養老孟司、マンガまで、多様なテーマを自在に扱いつつ日本を論じる。読み出したら止らない、日本論の金字塔、ここに誕生。
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とても興味深い内容だった。
ところどころ確かにそう思うとうなずく箇所が多かった。
いくつか印象に残った点を列記する。
・日本人はきょろきょろする。「きょろきょろして新しいものを外なる世界に求める」態度こそはまさしく日本人のふるまいの基本パターンです。
・「君が代」を作曲したのはイギリス人。ヨーロッパではどこの国でも国歌というものがあるというイギリス人(ジョン・ウィリアムス・フェイトン)のアドバイスにより制定された。
・日本だけが例外的に、土着語だけしか使用できない人間でも大学教授になれ、政治家になれ、官僚になれます。これは世界的にきわめて例外的なことなのです。
・日本人には「日本人はこうあるべきだ」と言うアイデンティティはない。
・地球は俺を中心に回っていると思っている日本人は少ないように思う。
妙に共感できる一冊だった。

つばさよつばさ


内容紹介
笑わせて泣かせる珠玉のエッセイ集
“旅”をキーワードにしたエッセイ40篇。時に爆笑を、時に涙を誘う、また、人の心に寄り添う優しさ、真面目に主張し怒る真摯な姿勢・・・一篇一篇味わいの異なる、どこから読んでも楽しめるエッセイ集。
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パリいいなあ、パリ行ってみたいなあ。
ユーロ高いなあ。
JAL破綻のニュースのなかJALの雑誌に掲載されていたこのエッセイを読んだのもちょっとした偶然。

養老孟司の旅する脳


内容紹介
養老先生、大いに語る! 旅と脳の深い関係から虫取りの効能まで、””養老哲学””が1分でわかる、ワンショット・エッセイ集。
人はなぜ旅に出るのか、””嫌う人は嫌われる””の真実、自分に合った仕事など幻想である、
勝ったほうが生き残るとは限らない、お金とは所詮は脳がつくり出した約束事、””参勤交代””という業務命令復活の提案、
君子””音楽””に近寄らず、””虫捕る体質の魂””百まで……など。
こんな時代だから読みたい、軽妙かつ深イイ話64編。JALグループ機内誌『SKYWARD』掲載の人気連載の単行本化。
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印象に残ったのは、「子供の頃、本がとても貴重品で古本ばかり読んでいた。
新学期にもらう学校の教科書は新しい本だったので、うれしくてすぐに全部読んでしまう。
そのため授業は面白くなかった。もう分かっていることを講義されても退屈である。
授業中は別な本を読んでいた。
授業中の教室が僕の図書室だったのである。」
新学期に教科書を全部読んでしまうなんて、スゴイ!
やっばり、ぼーっとしていてはダメだよね。集中して何かをしなきゃ!
でも休日は何もしないうちに終わってしまう気がする。
あーあ、このままではマズイよ。

今、会いにゆきます


内容(「BOOK」データベースより)
好きな人を思うとき、必ずその思いには別離の予感が寄り添っている。―もし、そうだとしても。書かれているのは、ただ「愛している」ということ。思いきり涙を流してください。新しいベストセラー恋愛小説の誕生です。
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一言で言うと「はかない愛の話」
未来が分かっていて、運命を受け入れることができるだろうか?
確かに子供は、結婚する相手が変わればこの世に生をうけない。
この事を考えると自分も同じ選択をするかもしれないと思った。
でも未来はわからないなぁー。

ふしぎな図書館


内容(「BOOK」データベースより)
村上春樹と佐々木マキが贈る大人のためのストーリー魅力溢れる絵。ぼくは「図書館」から、脱出できるのだろうか?懐かしい”羊男”も登場。
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羊男のイラストが自分のイメージと違いすぎる。

大人げない大人になれ!


内容紹介
【好きなことを、好きなようにやれば、成果は最大で、ストレスはゼロになる!】
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マイクロソフト元社長 成毛 眞の本は初めて読んだ。
この本を読んでちょっと気が楽になった。
最近、「仕事がはかどらないあ」とちょっと焦りがあったけど、やる気がでてきた。

名もなき毒


内容(「BOOK」データベースより)
どこにいたって、怖いものや汚いものには遭遇する。それが生きることだ。財閥企業で社内報を編集する杉村三郎は、トラブルを起こした女性アシスタントの身上調査のため、私立探偵・北見のもとを訪れる。そこで出会ったのは、連続無差別毒殺事件で祖父を亡くしたという女子高生だった。
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面白かった。やっばり宮部みゆきはおもしろい。
模倣犯に負けないくらいよかった。
時々状況説明がくどいことがあり、読み進めるがつらい本がある。
今回はちょっとくどめの説明が面白さにつながっている。

アマルフィ


映画を観たけど読んでみた。
映画とはストーリーが違っていたが、本のストーリーの方が面白かった。
本の中の黒田はクールな男、織田裕二みたいにおおげさ男ではない。
本の中でアマルフィの海が出てきた時は映画で観たアマルフィの景色が浮かんできた。
イタリアにもう一度行きたいなあ。(新婚旅行はスペインとイタリアへ行った。)

ボーダーライン


内容(「BOOK」データベースより)
握手をするように人を殺す男。一歩踏み出したらもう戻れない。欲望の街・ロサンゼルスを彷徨する探偵・永岡修。地獄を見た親子を追い、人の心の砂漠を目撃する。世紀末を斬るハードボイルド巨編。
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真保裕一を読んでみたくて図書館で見つけて借りた。
古い作品だが今読んでもおもしろい。
主人公の心の動きと周りの人間のキャラクターがよく表現されていて物語に入りやすい。
ストーリーは普通だけど、シーンが目に浮かぶような表現がうまい。
また別な本も読んでみよう。

なにを買ったの? 文房具。


この片岡義男の本を読んで思わず鉛筆購入。
なんと切り出しナイフまで買ってしもうた。
pencil
鉛筆といえば、ステッドラー!
青い色が鮮やかである。
鉛筆をナイフで削るのが意外と楽しい。