天国までの百マイル


内容(「BOOK」データベースより)
経営する不動産会社を潰してしまった城所安男は自己破産者となり、別れた妻への仕送りにも頭を悩ます日々を送っている。そんなある日、狭心症で入院中の母を見舞った安男は、主治医から母の心臓が極めて危険な状態であることを知らされる。安男は母の命を助けるために、天才的な外科医がいる千葉県鴨浦町のサン・マルコ記念病院をめざして、オンボロ・ワゴンで百マイルの旅に出た…。バブル崩壊による自己破産、離婚、子供たちとの別れ、そして重い病を患う老母―病める現代社会を象徴する家族の問題を描く、小説トリッパーに好評連載された直木賞受賞後初の長編小説。
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とにかく泣けた。
東京へ出張だったので、飛行機の中で読んだ。
ポロポロ涙が出た。
子供が離婚した親にあてた手紙の内容を語る場面は、どばーっと涙が出た。
声を上げて泣きそうになった。
「自分が幸せなときは他人を思いやる心を忘れている。」

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