僕の死に方 エンディングダイアリー500日

内容紹介
2012年10月、「肺カルチノイド」という急性の難病により、
41才という若さで急逝した流通ジャーナリスト、金子哲雄さん。

死期を悟った金子さんは、会葬礼状まで生前に用意して、自分の葬儀を自分でプロデュース、
自らの死をも「流通ジャーナリスト」としての情報発信の場にしたのでした。
まさに、みごとというほかないその最期・・・。

しかし、彼が「余命0」宣告を受け入れて死の準備を整えるまでには、
乗り越えなければならない悲しみ、苦しみ、
そして何より、最愛の妻を残していくことへの葛藤がありました。

死の1か月前から、最後の力を振り絞って書き上げた本書には、
その一部始終が綴られています。
—————————————————

金子哲雄、テレビで最近見ないなと思っていた。
ニュースで亡くなった事を知り、びっくりした記憶がある。

この本が出た時、ぜひ読んで見たいと思っていた。
文字通り、金子哲雄氏の人生が詰まった本である。

前半のサクセスストーリーは、楽しく読めたが、
病気との戦いの部分は、読んでいて胸が苦しくなった。

そして、奥さんの後書きで涙がこぼれた。
素晴らしい夫婦、見習いたい。

この本に出会い、人生の終わりというものをより身近に感じるようになった。
私自身、平均寿命で考えると、人生の3/5は終わっている。
いつ病気になるかわからないし、平均寿命まで生きている気がしない。

これからの人生を大切に生きていこうと気付かされる一冊である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください