ダメな女


また証拠にもなく村上龍のエッセイです。
時間つぶしには最高なんです。
この本の中で、発見をひとつしました。
本文より
「イタリアの男たちは、若者からおじさんまで全員シャツを着ている....
しかもブルー系のシャツだった。ストライプやチェックもあるが、基本となるのは必ずブルーだった」
白じゃなくてブルーというのは、白ではフォーマルすぎる、ピンクやイエローは着ないそうです。
イタリアの男ってシャツが好きなんだね。
インターネットで調べると、イタリアの男にとってシャツは下着と同じだそうです。
わたしもブルーのシャツを買おうかな.....。

ダンス・ダンス・ダンス



これが「村上春樹ワールドだ!」という作品です。
語り口がとても私を引きつけるものがあり、とても集中して楽しめました。
ストーリーは平凡なんだけど、とにかく主人公の気持ちや状況の表現のすばらしさに吸引力を感じます。
魅力的な文章の存在を発見する一冊になりました。

誰にでもできる恋愛


先日読んだ 「普通の女の子」として存在したくないあなたへ と同時に買った(BOOK OFFで)本です。
村上龍の恋愛論というよりも、とりとめなのいエッセイです。
「本気で何かに打ち込んでいる人だけが恋愛ができる」
と書かれています。
「本気で何かに打ち込んでいる人は魅力的だ」
という事だと私は思います。
でも経済の話とか、関係ない話も多いです。
あっというまに読めて、暇つぶしには最高!

「普通の女の子」として存在したくないあなたへ


村上龍のエッセイ大好きなんです。
この本は、雑誌「an an」に連載されたエッセイを1冊にまとめたものです。
キューバについて色々書かれています。
キューバに行ってみたくなります。
特にキューバ音楽は、CDをゲットしてみようかなと思ってます。

スプートニクの恋人


私の稼ぎが良くないので、本を借りてみようという話になり、初めて市立図書館にいきました。
まあたくさんはないけど、読みたい本はかなりありました。
こどもの本もそこそこあるので、親子で借りました。
これでしばらく本代はあまりかからないかも....。
でもよく買っている雑誌はなかった。
この本がはじめて借りた本になりました。
最初、まったりと始まり、主人公の女の子が失踪してからテンポアップかなと思ったら急に終わっちゃう小説です。
ギリシャに行ってみたくなりました。
村上春樹の文章は読んでいると何ともいえない気分になるのです。
中毒です。

海辺のカフカ



村上病続いています。
(村上春樹と村上龍の本を読みあさる病気)
15歳の少年が家出し、出会う色々な出来事が描かれています。
同時進行で老人ナカタの奇妙な話がリンクしていきます。
この少年、大人です。こんな15歳、うらやましい。
少年時代の経験が重すぎて、大人にならなければいけなかったのかも....。
村上春樹ワールド炸裂です。
クライマックスに出てきた「ヌメっ」としたものには、
正直、「あらら、こんな展開なの?」と良くも悪くも「想定外」でした。

やがて哀しき外国語


2年間にわたるアメリカでの生活を書き留めたエッセイです。
村上春樹のエッセイも大好きです。
この本の中では、車に対する考察が非常におもしろい。
私は、「最後はクラウン」と思っていましたが、
給料が下がる一方なので、
「最後はカローラ」になりそうです.....。(T.T)

テニスボーイの憂鬱


テニスを愛する主人公・青木の恋愛小説。
おじさん予備軍でもお金があればもてるという話です。
小説の中にでてくる往年のテニスプレーヤーが懐かしく感じました。
またそのテニスプレーヤーを説明する表現が素晴らしい。
「うん、うん」とうなずきながら読んでしまいます。
恋愛の話の方は、「こんなふうにうまくいくわけないじゃん」
という感じですが、これはこれでおもしろいのでOKです。

変身


私がよく見る映画評論サイト「超映画批評」におすすめの本として紹介されていたので読みました。
東野 圭吾は初めて読みました。
直木賞とりましたね。
ストーリーは、
平凡でめだたない青年が事故に会い脳移植手術が行われた。
手術後徐々に性格が変わっていく自分に疑問を持ち、
移植された悩の持主(ドナー)の正体をさがしてゆくお話です。
とてもハラハラして一気に読んでしまいました。
おもしろかったのですが、主人公の青年があんな事件を起こしてしまうのはちょっと興ざめしました。
まあリアルと言えばリアルなんですが、私の好きな展開ではありませんでした。
んー感動はできませんでしたが、人気があるのは理解できます。

遠い太鼓


ギリシャ・イタリアなど数年間に亘る滞在記。
『ノルウェイの森』執筆直前から3年間の海外生活書き下ろした、長篇エッセイです。
ギリシャでの田舎ぐらしのエッセイがとても良かったです。
素朴にまっとうに生きている人達がいるという事実がほっとします。
鬼のように仕事して、気が抜けたように休む。
ONとOFFの極端な生活にちょっとあこがれます。
でも私には、村上春樹のまねはできません。
とりあえず今は、仕事と家族と趣味に一生懸命!