アキュフェーズのDP-65Vを再度試聴するため、O店に行きました。
用意してもらった試聴環境は以下のとおりで、対抗馬としてESOTERIC X-30、Mrantz SA-14 を試聴しました。
試聴セット
プリAMP : Luxman C-7f
パワーAMP : Luxman M-7f
SP : ティールCS2.3
※CDPとプリAMPとはバランス接続でした。
CDは最近お気に入りのBrian Bromberg の Wood です。
最初にDP-65V、金曜日聴いた時よりも、楽器ひとつひとつがはっきりと聴こえて、見通しが非常に良いと思いました。またウッドベースの胴鳴りが良く表現されていたと思います。但し、高音は物足りないかなと思う曲もありました。全体としては、「まじめで品がある」という感想です。
次にESOTERIC X-30を聴きました。
DP-65Vに比べると元気があり、高音の出方も気持ちがよいと思いました。音の広がりもあり同じCDなのに録音が新しくなった感じがしました。
最後にMrantz SA-14、現在はver.2が出ていますがこれはver.2ではありませんでした。
この音は好きです。DP-65Vのまじめさに柔らかさを加えた感じで、スピーカーの鳴り方で言えば一番好みと思いました。しかしDP-65VやX-30に比べると、少し楽器が小さく感じました。この点だけがちょっと気になりました。
音の広がりを重視しているので、「DP-65VかX-30かな?」と言うと担当の人が「正直言うとあまりX-30はおすすめしないです。」理由を聞くと「メカトラブルが10台に1台くらいで発生するので....。」「この音が気に入ったという方以外にはおすすめしない」とのことでした。
もう一度、DP-65VとX-30を聴き比べて品があるDP-65Vに決めました。
私、最近、「品がある」というキーワードに弱いです。
でもティールCS2.3は良いです。低音の出方が段々好きになってきました。
とにかく今まで聴いてきた音との大きな違いを感じます。スケール感の違いや聴こえていなかった音が聴こえるなど、音楽に没頭できる音です。
ティールCS2.3の細かい性質などの前に、このクラスのスピーカーならみな持っているレベルにとても感動します。CDに入っている音のすばらしさ、それを聴くことによってより音楽を楽しめるということ。いい音は、音楽のすばらしさを引き立ててくれます。
ラジカセにはラジカセの良さもあるが、やはりこのクラスまでくると「素晴らしい」の一言です。ただこの音が家でも出るのか?、どんどん泥沼(お金がいくらあっても足りない)にはまっていく(?)のが心配です。
残りはアンプということになりました。
アンプについて担当の人に聞いたら、「50万クラス以上のプリメインか、合計80万以上のセパレートがおすすめです。」と言われました。「30万クラスのプリメインでは?」と訪ねたら、「今はお持ちの sansui AU-α607NR をとりあえず使って資金をためるか、ローンを組んでセパレートを導入した方が良いです。今30万クラスを買っても無駄になります。」と言われました。この意見はもっともだと納得出来たのですが、数日したらどうしても新しいアンプがほしくなってきました。
sansui AU-α607NRでティールCS2.3を鳴らしたくない!、
現在のセットは、2階でサブシステムとして使いたかったのです。
予算は25万円です。
以前、秋葉原で試聴したROTELならいいんじゃないか?という気持ちになっていました。